概要
糖タンパク質、血液、細胞、生体組織、電気泳動バンド等さまざまな生体由来試料の糖鎖解析に対応します。
特長
- LCによる定量情報とESI-MSによる構造推定情報が同時に得られます。
- BlotGlyco® を用いて夾雑物を除去することで糖鎖由来のピークが検出されやすくなります。
BlotGlyco® を用いた糖鎖ラベル化の原理(fig.1)
糖タンパク質・血液・細胞・組織・電気泳動バンド等のクルードな生体由来試料から、糖鎖を精製しラベル化します。BlotGlyco
® ビーズのヒドラジド基が糖鎖の還元末端のアルデヒド基と選択的に結合するため、ペプチド、界面活性剤、イオン性コンタミ等を容易に除去することが可能です。
サービス内容
- 糖鎖LC-MS測定サービス(N型糖鎖、O型糖鎖)
BlotGlycoキット、EZGlycoキットを使用して精製・ラベル化された糖鎖の状態で引き受けLC-MS測定を実施。LCの主要10ピークについてMS解析データをご報告。2ABもしくはPAラベル化されたN型糖鎖、O型糖鎖解析に対応。
- N型糖鎖LC-MS解析サービス
N型糖鎖解析に対応。未処理サンプルを提供頂き、前処理、糖鎖精製・ラベル化(2ABまたはPAラベル化)、LC-MS測定を実施。LCの主要10ピークについてMS解析データをご報告。
- O型糖鎖LC-MS解析サービス
O型糖鎖サンプル調製キットBlotGlycoを使用してO型糖鎖サンプルを調製し、LC-MS測定を実施。LCの主要10ピークについてMS解析データをご報告。
- 糖鎖LC-MS追加データ処理サービス(N型糖鎖、O型糖鎖)
LC-MSデータにつき、LCの追加10ピークについてMS解析を実施。BS-X4913、X4914、X4989に付随するサービス。
[報告例]
[サービスの流れ]
解析サービス | 測定サービス |
1. 未処理のサンプルを送付 | - |
2. BlotGlyco®を用いた糖鎖精製・ラベル化 | 1. BlotGlyco®を用いた糖鎖精製・ラベル化 |
3. LC-MS測定 | 2. LC-MS測定 |
4. データ解析(糖鎖組成推定) | 3. データ解析(糖鎖組成推定) |
5. 速報 | 4. 速報 |
6. 報告書納品 | 5. 報告書納品 |