生体代謝物の相対定量解析に!

サービスについて

特長

  • 質量50以上1,000以下の代謝物質の差異解析や新規マーカー探索に!
  • 複数メニューの中から研究目的に合致した代謝物測定が選択可能
  • 遺伝子発現データや腸内細菌叢データとの統合解析にも活用いただけます

サービス内容

生体試料から、CE-TOFMSを用いて、イオン性代謝物質50以上1,000以下の測定を行います。当該測定データからのピーク抽出、アノテーションの付与、およびデータ解析の結果を提供いたします。また、LC-TOFMSによる脂溶性、中性物質の代謝産物の測定も併せてご利用いただけます。
複数の解析メニューの中から、研究目的、解析対象代謝物に応じて選択いただけます。
測定は、質量分析装置によるメタボローム解析で実績のあるヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(株)で実施します。
   
メニュー 解析目的 測定機器 測定対象 検出物質数
Basic Scan ・基本の網羅解析
・代謝物の影響把握
・代謝ネットワーク探索
CE-TOFMS 約1,000種のイオン性代謝物質
糖リン酸・アミノ酸・核酸・有機酸・ビタミン・短/中鎖脂肪酸・ジペプチドなど
血液、尿:100~150
植物組織:200~250
培養細胞:150~250
未知のバイオマーカー探索や広範囲に生じる代謝変化を捉えるためのスクリーニングに最適のプランです。 ・バイオマーカー探索
・新規機能性物質探索
(20検体以上から対応)
CE-TOFMS
(オプション
LC-TOFMS)
CE-TOFMSで測定可能な全ての代謝物質
未知物質も含めた試料由来のイオン性物質
血液、尿:200~250
動植物組織:200~400
wスキャン ・バイオマーカー探索
・代謝物の影響把握
・微量試料の解析
(10検体以上から対応)
CE-FTMS 約1,000種のイオン性代謝物質
糖リン酸・アミノ酸・核酸・有機酸・ビタミン・短/中鎖脂肪酸・ジペプチドなど
血液、尿:200~350
組織:300~400
細胞:200~350
C-SCOPE ・エネルギー代謝機能解析
・癌関連代謝の解明
・長期比較研究
(6検体以上から対応)
CE-TOFMS(カチオン)
CE-MS/MS(アニオン)
116種のエネルギー代謝物質
糖代謝・アミノ酸代謝・核酸代謝などに関与する代表的な物質
血液、培地:50~80
動物組織:90~
培養細胞:90~
F-SCOPE ・エネルギー代謝機能解析
・基礎研究における メカニズム解明
(12検体以上から対応)
CE-TOFMS 30(+24)種のエネルギー代謝物質
糖代謝(解糖系・TCA回路・ペントース-リン酸経路)・アデニンヌクレオチド・アミノ酸・尿素回路関連物質
培養細胞:
(アニオン)25~30
(カチオン)20~24
デュアルスキャン ・脂質代謝を含む網羅解析
・代謝ネットワーク探索
・他オミクスデータとの比較
CE-TOFMS
(イオン性物質)
LC-TOFMS
(脂質成分)
約1,000種のイオン性代謝物質と約300種の脂質代謝物質
Basic Scanの対象に加え、脂肪酸・アシルカルニチン・胆汁酸・ステロイド誘導体など
血液、尿:180~200
動植物組織:250~300
培養細胞:200~300
Mediator Scan ・バイオマーカー探索
・疾患の病態解明
免疫や炎症関連、食物アレルギー、糖尿病、動脈硬化、がんや認知症等
(10検体以上から対応)
LC-MS/MS 計400種の脂質メディエーター
(エイコサノイド類・リゾリン脂質類など)・脂肪酸など
血液: 300~350

【オプションサービス】fig.1

納品物

  • 解析報告書
  • 測定データ一式(excel形式)
  • 統計解析結果(*)
    メニュー Basic Scan 未知のバイオマーカー探索や広範囲に生じる代謝変化を捉えるためのスクリーニングに最適のプランです。 wスキャン C-SCOPE F-SCOPE デュアルスキャン Mediator Scan
    納品物 ・相対面積値
    ・統計解析
    ・パスウェイ解析
    (3検体以上の場合)
    ・相対面積値
    (全ピーク対象)
    ・統計解析
    ・パスウェイ解析
    ・ペプチドデータベースサーチ
    ・相対面積値
    ・統計解析
    ・パスウェイ解析
    (3検体以上の場合)
    ・定量値
    (3点検量)、値を用いた30項目の生化学パラメータ
    ・統計解析
    ・パスウェイ解析
    ・各物質のアイソトポマーと総和の相対面積値
    ・濃度計算値(1点検量)
    ・群間比較結果
    ・相対面積値
    ・統計解析
    ・パスウェイ解析
    (3検体以上の場合)
    ・相対面積値
    ・統計解析
    ・パスウェイ解析
    (20検体以上の場合)
  • パスウェイ解析結果(*)
  • * 解析メニューや、解析検体数によって納品物に含まれない場合があります。


    【納品データ例】
    • 測定データfig.2
      各代謝物質の量は、相対面積値として算出し、リスト化します。またウェルチのt検定による群間比較を行います。
    • 統計解析結果fig.3
      測定結果に対して主成分分析および階層的クラスタリングによる統計解析を行います。
    • パスウェイ解析結果fig.4
      各代謝物質の相対面積値を、PubChem/HMDBデータベースを基にしたパスウェイマップ上に、グラフで記載します。

    受入サンプル

    サンプル量は、測定に用いる装置によって異なりますのでお問い合わせください。
    <CE-TOFMSの場合のサンプル量>
    種類サンプル量
    血漿・血清
    *EDTA血漿を推奨
    120μL
    尿 100μL
    糞便 30mg
    動物組織
    * 白色脂肪組織は別途お問い合わせ
    20~40mg
    培養細胞(*1)
    (接着細胞、浮遊細胞)
    1.0~5.0×106 cells
    培地・培養上清 240μL
    植物組織 20~50mg

    *1 細胞の大きさにより必要細胞数は異なりますので、細胞径が特に小さい(血球細胞等)ものなど特殊な細胞の場合は事前にお問い合わせください。

    ・お客様に前処理を行っていただいてから検体輸送のための専用箱(別途手配)に梱包して送付いただきます。
     前処理方法と試料調製キットはお問い合わせください。
    ・ヒト臨床検体の場合は、事前にサンプルの感染性について情報提供用紙をご提出いただき、施設受入の可否をご連絡します。

ご注文に関して

お問い合わせフォーム よりお問い合わせください。

参考価格・納期

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