概要
長年、初代培養の開発・製造に関わってきたノウハウや技術を基に、様々なアッセイを用いた多角的な評価試験を提案いたします。コスモ・バイオの豊富な製品群を用いた最適なアッセイの提案及びお客様との綿密なやりとりを介して、ニーズに沿った試験を実施しています。
試験メニュー例
- 化合物評価試験
| 使用細胞 |
試験項目 |
試験手法 |
| 各種株化細胞 |
細胞増殖 |
細胞増殖/細胞毒性アッセイ 詳細はこちら |
| 細胞遊走 |
スクラッチアッセイ |
| 化合物添加前後の遺伝子発現解析 |
リアルタイムPCR、マイクロアレイ、次世代シーケンス |
| アポトーシス |
AnnexinV蛍光染色・輝度による定量化 |
| ミトコンドリア活性 |
膜電位蛍光染色・チトクロムcELISA ATP量測定 詳細はこちら |
| トランスフェクション |
化学的手法 |
- 脂肪代謝評価試験
| 使用細胞 |
試験項目 |
試験手法 |
| 初代脂肪細胞 |
脂肪蓄積量の変化 * 試験実例は下方をご確認ください |
オイルレッドO もしくは蛍光染色 |
| ノルアドレナリン刺激によるUCP1遺伝子発現比較 |
リアルタイムPCR |
| アディポネクチンの測定 |
ELISA |
- 骨代謝評価試験
| 使用細胞 |
試験項目 |
試験手法 |
| 初代破骨・骨芽細胞 |
破骨細胞への分化 * 試験実例は下方をご確認ください |
TRAP染色、遺伝子発現解析 |
| 骨芽細胞への分化 |
アルカリフォスファターゼ染色、石灰化染色 |
- 肝代謝評価試験
| 使用細胞 |
試験項目 |
試験手法 |
| 初代肝細胞 |
各種CYP遺伝子発現比解析 |
リアルタイムPCR |
| HepG2細胞 |
アルブミン量測定 |
ELISA |
- AGEsを指標にした抗糖化活性評価試験
| 試験項目 |
試験手法 |
| コラーゲンやエラスチンの糖化反応モニタリング |
蛍光測定 |
| コラーゲンを糖化させた際のCML及び量測定 |
ELISA |
- 臓器採取
マウス・ラット・ウサギ・ニワトリの各種臓器を採取し、凍結・凍結乾燥・ホルムアルデヒド固定・核酸抽出等の処理を行います。
- 代理測定
札幌事業所製造の各種キットを使用してサンプルを測定いたします。
- DNA・RNA抽出
マイクロアレイや遺伝子解析用のDNA及びRNAの抽出を行います。
* 細胞培養の依頼から実施可能です
- 細胞染色
| 使用細胞 |
試験項目 |
試験手法 |
| 札幌事業所製造の各種細胞 |
細胞染色 |
抗体・蛍光色素・染色色素での染色 |
- 培養方法の解説・レクチャー
札幌事業所製造の各種細胞の培養方法の解説・レクチャーを行います。
* 訪問もしくは来訪どちらでも対応可能です。(コスモ・バイオ社)
- 細胞増殖/細胞毒性アッセイ
生細胞の細胞増殖/毒性をWST-8を基質とした比色法により相対定量する受託試験サービスです。
試験実例
- 脂肪代謝評価試験
脂肪染色画像(代表例抜粋)(fig.1)
ラット褐色脂肪細胞に24時間被験物質を暴露後、リピットアッセイキット(品番:AK09F)で細胞中の脂肪滴を染色した。
Controlでは、大きい脂肪滴が散見されたのと比較して、被験物質中濃度では、脂肪滴が小さくなり、脂肪の蓄積が抑制された。
脂肪染色量相対比較(fig.2)
ラット褐色脂肪細胞の脂肪滴を染色後、細胞から色素を抽出し、色素量をマイクロプレートリーダーで測定し、脂肪染色量とした。
結果はScale Barを各群の脂肪染色量平均値(N=3)の%of Control として示した。
脂肪染色量の相対的比較においては、最大で約40%の脂肪染色量の低下がみられた。
- 骨代謝評価試験
破骨細胞発色画像(代表例抜粋)(fig.3)
ラット破骨細胞に24時間被験物質を暴露後、TRAP染色キット(品番:AK04F)で破骨細胞のマーカーである酒石酸抵抗性酸性ホスファターゼ(TRAP)活性を基質の発色によって評価した。Controlでは、破骨細胞への分化が進み、多核巨細胞化してTRAP活性の発色も強く、面積も広範囲であったが、被験物質ありでは、破骨細胞への分化が抑制され、発色も弱く、面積も狭くなった。
破骨細胞のTRAP活性比較(fig.4)
ラット破骨細胞のTRAP染色の発色度合を発色面積を測定して評価した。結果は撮影視野の発色面積の積算値で示した(N=1)。被験物質により、破骨細胞の分化が大きく抑制されたことが明らかとなった。
受託実績
多業種のお客様よりご依頼いただいております。近年では特保・機能性食品に関連して食品や健康食品製造業の方や医薬品や化粧品原料の評価試験に関連して医薬品や化学製造業の方からのご依頼も増えております。(
fig.5)