概要
有機フッ素化合物(PFAS)は人工的に作られた有機フッ素化合物の総称であり、難分解性、高蓄積性であることから、生体内への影響が懸念されています。
この度、PFAS の中でも生体内で毒性を示すことが示唆されているPFOA、PFOS、PFHxSを対象としたLC-MS/MSによる受託分析サービスを始めました。PFAS測定では、環境中や実験器具等からの混入(コンタミ)が大きな問題となりますが、弊社では前処理法等を工夫しコンタミの影響を抑えることに成功しました。そのため、必要サンプル量は水で15mLと他社と比較し少量で測定すること可能です。また、本測定法で得られる値は公定法と高い相関を示します(
fig.1)。
特長
- 血清、血漿 0.1mL、水 15mLからPFAS3種(PFOA、PFOS、PFHxS)が同時測定可能です。
- 公定法と高い相関があります。
サービスの流れ
希望する測定項目をお伝えください。(
fig.2)
また、ご不明な点がありましたら、ご要望に合わせて、最適な測定法などをご案内致しますので、お気軽にお問い合わせください。
- お問い合わせ
お問合せフォームから、希望する測定項目、検体情報(検体数、生物種)などをお伝えください。
- お見積書・注文書の作成
ご連絡いただきました内容を元に、お見積書・注文書をエクセルファイルもしくはPDFにてメールにてご送付いたします。
- 受付・検体送付
血清、血漿検体はドライアイス梱包の冷凍宅配便、水は通常便にてご送付ください(平日着)。
- 測定
- 結果報告
メールにて速報をご連絡し、のちほどご報告書を郵送いたします。
測定モード・定量法
測定モード:Multiple Reaction Monitoring(MRM)
定量法:内標準法