概要
HIVE CLX
TM Single-cell RNAseq Solution (Honeycomb biotechnologies社)を用いて1細胞ごとの網羅的3’遺伝子発現プロファイルを取得します。シングルセル化した細胞をHIVE
TM sample collectorに捕捉し凍結保存するため、凍結融解やマイクロ流路による細胞ダメージを回避することができます。他施設間での検体回収や継時的な検体回収に最適です。
HIVE CLXTMの特徴
- 特別な機械を必要としない簡単なワークフロー
希少&壊れやすい細胞を重力でピコウェルアレイに緩やかに捕捉
HIVE CLXTM Single-cell RNAseq Solutionはピコウェル型の独自デバイスHIVETM sample collectorとライブラリー試薬を用いたSingle cell RNA Sequencingのプラットフォームです。マイクロ流路型のような特別な機器は使用せず、重力/遠心によって細胞をHIVETM sample collectorのピコウェルに穏やかに捕捉し、凍結保存が可能です。そのため、顆粒球などの脆弱な細胞も効率よく解析することができます。
- 細胞を捕捉したHIVE™ sample collectorは凍結輸送が可能
HIVETM sample collectorに捕捉した細胞は-20/-80 ℃凍結で最大9ヶ月まで保存ができます。そのため、他施設が参加する研究や継時的な検体採取が必要な研究でご利用いただけます。凍結保存していただいた検体を理研ジェネシス社へ輸送するだけで、シングルセルRNA-Seqが実施できます。(fig.1)(fig.2)
- 一度に数百~数万細胞のシングルセル3’遺伝子発現プロファイルを取得
HIVETM sample collectorの各ピコウェルには、あらかじめ固有のバーコードとpoly(dT)からなるオリゴヌクレオチドが付加した磁気ビーズが入っています。ピコウェルに捕捉されたシングルセルはLysisされ、細胞由来のmRNAはビーズ上のpoly(dT)に捕捉されます。捕捉されたmRNAをテンプレートに逆転写を行い、mRNAの3’側に対するcDNAを作製します。完成したライブラリーを次世代シーケンサーでリードアウトします。(fig.3)
* HIVE CLXTM Single-cell RNAseq Solutionに関するは情報はHoneycomb biotechnologies社ホームページでもご確認いただけます。
Honeycomb Analysis Software BeeNetPlusを用いた遺伝子発現プロファイルのレポートをご提出
- シーケンスの品質評価
- シーケンスリードのReference配列へのマッピング
- 1細胞ごとの遺伝子発現カウントデータの算出
- クラスタリング解析
- 細胞種の推定(参考データとなります)
理研ジェネシスのHIVE CLXTM Single-cell RNAseq Solutionは国内自社ラボで完結
ライブラリー作製から解析までを国内自社ラボで実施
理研ジェネシスでは品質保証体制の整った国内自社ラボにて、HIVE CLX
TM Single-cell RNAseq Solutionの解析を実施しています。
理研ジェネシス社ラボは医薬品の安全性に関する非臨床試験の実施の基準に関する省令に準じた遺伝子解析試験の実施基準に則っています。さらに、ISO15189認定も取得しており、様々な機関から品質についての認定を受けています。
そのため、医薬品開発においてもHIVE CLX
TM Single-cell RNAseq solutionをご提供することが可能です。
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理研ジェネシス医薬品開発支援