概要
二本鎖DNA(dsDNA)は、高い編集効率で遺伝子をノックインするために、CRISPR相同組換え修復(HDR)テンプレートとして使用されます。GenWand
™ dsDNAは、非相同末端結合のリスクを緩和、およびノックイン精度を高めるため、共有結合的に末端をクローズドエンドな形で開発されました。 GenScript社は現在、スクリーニング、プロセス最適化およびスケールアップに理想的な、最大グラムレベルのクローズドエンドdsDNAを提供しています。
クローズドエンドdsDNAをCRISPR遺伝子ノックインのHDRテンプレートとして使用する
- PCR産物と比較して、低毒性、および高いノックイン効率
- クローズドエンド構造によるNHEJ(非相同末端結合)発生を緩和
- 不要なプラスミド配列の導入の回避
- 長い配列のノックインを必要とする実験に理想的
- ラージスケールのスクリーニングとスケールアップに理想的
特長
- プラスミドベースの生産プロセスで作製
- 2-10 kbの作製に対応
- µg からgレベルの生産
- 不純物を最小限にする包括的な品質管理
- エンドトキシン除去プロセスを搭載、エンドトキシン量 < 10 EU / mgを保証
- 様々な研究ステージに対応した品質グレード(研究用、前臨床、cGMPグレード)
サービス内容
品質試験の仕様 | 検出法 | 出荷判定基準 | 研究グレード |
純度 | アガロースゲル電気泳動 | シングルバンド | ✔ |
配列の精度 | サンガーシークエンシング | 100%の配列アラインメント確認 | ✔ |
光学密度 | 260 nm/230 nm (分光光度計) | ≥ 2.0 | ✔ |