概要
アポトーシス、細胞ストレス、炎症、血管新生、免疫応答など生体内プロセスに関わる サイトカインやケモカイン、成長因子などの標的タンパク質について、サンプル間における相対的な変化を同時測定します。
ELISAと比較して、半定量(相対的な定量)ですが、同時検出できるタンパク質の種類が多く、高感度で広いダイナミックレンジであることが特徴です。複数のサイトカイン やバイオマーカーの発現プロファイリング、異なる条件下での複数の標的タンパク質の 発現量比較やスクリーニングなどにおススメします。
サービス仕様
測定対象:サイトカイン、ケモカイン、成長因子、プロテアーゼ、可溶性受容体など
測定機器:化学発光撮影装置 / WSE-6100 LuminoGraph I / ATTO
検体による経時変化によるがん細胞への増殖抑制するプロセスについて、OBMリサーチセンターで R&D社の抗体アレイキット(商品コード:ARY009)で 35種類のアポトーシス関連因子の発現変化を同時測定することで調べた。検体により細胞周期の進行を停止させる p21の上昇や抗アポトーシスタンパク質である survivin の抑制などがみられた。抗体アレイで 複数の標的タンパク質量を高感度で同時測定することで、わずかな変化を見逃さずに細胞の状態を調べることができます。