Cell Signaling Technology (CST) は、フローサイトメトリーや免疫蛍光染色、免疫組織化学染色、ハイコンテントスクリーニング、その他の免疫アッセイ用の1,500種類以上の即出荷可能な標識抗体を提供しています。また、CSTの直接標識の専門家は、個々の抗体と標識の組み合わせにも精通しているため、お客様が、失敗しやすいDIY (Do-It-Yourself) キットを用いた作業に時間を費やす必要はありません。
検証済み
標識抗体の物理的完全性と、実験に干渉する恐れのある抗体の凝集体や断片のコンタミネーションがないかを、サイズ排除クロマトフラフィーを用いて確認しています。また、生物学的に関連性のある細胞株やコントロールを用いて、主要なアプリケーションで試験も可能です。
注文保証
標識やクリーンアップの過程で抗体は失われ、収量は低下します。CSTは、標識効率の違いを考慮した上で、標識抗体の製造に必須となる追加抗体量にかかるコストを負担し、お客様が必要とする正確な量の抗体を提供します。
最適化
厳密な精製による未反応の色素や標識、抗体の除去、生体共役反応の至適化および最適な標識度 (DOL) の決定により、CSTは最適なS/N比かつ、最高品質の製品を提供できます。
柔軟性
単純な抗体標識から、アプリケーション試験や安定性試験に至るまで、お客様のご要望とご予算に応じた様々なオプションをご用意しています。
サポート
CSTの市販の抗体を製造・検証する科学者が、お客様からのご相談やテクニカルサポートに対応します。
単純な標識はの場合は通常10-12日以内に発送、複雑な標識の場合は3 - 4週間かかることもあります。
幅広い標識ラインナップから選択可能(fig.1)
CSTの一般的な製品の標識には、蛍光染色やHRP、ビーズ、ビオチン/ハプテン、およびオリゴヌクレオチドがあります。詳細およびその他のラベルに関しては、CSTの提供サービス一覧をご覧ください。
DIY (Do-It-Yourself ) 標識よりも優れた性能
CSTのカスタム標識と他社製品の比較:超高性能液体クロマトグラフィー(UHPLC)を用いて、CSTが標識したFGF Receptor 1 (D8E4) XP
® Rabbit mAb #9740と、他社の異なる2種類のDIYキットで標識した同製品を解析し、結果を比較しました。(
fig.2)CSTは、生体共役化学反応の最適化と、厳密な精製による未反応色素と抗体の除去を行うため、アッセイの結果に干渉する恐れのある未反応色素やデブリがより多く含まれる他社製品よりも、高品質な製品を提供できます。
特異的なシグナル強度を得るために標識度(DOL)を最適化
蛍光色素のDOL最適化試験の例: 特定の蛍光色素(Alexa Fluor
® やPacific Blue
™ )は、DOL試験を用いて抗体と色素の最適な分子比率を決定するため、特異的なシグナル強度が最大となる標識が可能です。図(
fig.3)に示すように、DOLが4.28の時に、それより高いDOLと比べて最適なS/N比が得られることが分かります。
一般的な標識サービス
お求めの標識が見当たらない場合は、お問い合わせください。お客様のご要望に対応可能である場合も多々あります。
標識の種類:例 |
サービスの階層 |
サービス内容 |
蛍光タイプ1:Alexa Fluor®、Cyanine (CyDye®)、Pacific BlueTM、mFluor、iFluorなどの色素
|
Basic |
標識 + 未反応の色素の除去 |
Tier I |
標識度 (DOL) + Basicサービス |
Tier II |
アプリケーション試験(*1) + Tier Iサービス |
Tier III |
安定性試験 + Tier IIサービス |
蛍光タイプ2:Phycoerythrin (PE)、 PE-CyDye® タンデム (PE-Cy®7など)、Allophycocyanin (APC) |
Basic |
標識 + 精製 |
Tier I |
アプリケーション試験(*1) + Basicサービス |
Tier II |
安定性試験 + Tier Iサービス |
ハプテン:ビオチン、ジゴキシゲニン (DIG)、DNP、ダンシルなど |
Basic |
標識 + 未反応のビオチンの除去 |
Tier I |
アプリケーション試験(*2) + Basicサービス |
ビーズ:Sepharose®ビーズ、磁気ビーズ、アガロースビーズ |
Basic |
標識 + 未反応の抗体の除去 |
Tier I |
アプリケーション試験(*3) + Basicサービス |
酵素:Horseradish peroxidase (HRP) |
Basic |
標識 + 精製 |
Tier I |
アプリケーション試験(*2) + Basicサービス |
オリゴヌクレオチド:Akoya PhenoCycler Barcodesと10X Genomics Feature Barcodesを含む(*4) |
Basic |
標識 + 精製 |
Tier I |
HPLC解析+ Basicサービス |
*1 標準的な検証アプリケーションはフローサイトメトリーです。その他のアプリケーションを希望される場合は、納期の延長や追加料金がかかる可能性があります。
*2 標準的な検証アプリケーションはウェスタンブロットです。その他のアプリケーションを希望される場合は、納期の延長や追加料金がかかる可能性があります。
*3 標準的な検証アプリケーションは、免疫沈降です。その他のアプリケーションを希望される場合は、納期の延長や追加料金がかかる可能性があります。
*4 オリゴヌクレオチド標識サービスは、特定の知的財産 (IP) 保護技術でのみ利用可能な場合があります。
オリゴヌクレオチド標識サービス
- 生物物理学的特性解析では、通常分析用サイズ排除クロマトグラフィー (SEC) を用いて、抗体の完全性やサイズだけでなく、凝集や未反応の抗体とオリゴヌクレオチドが無いことを確認します。
- Tier 1には、HPLC結果を含む試験証明書 (COA) が含まれます。
注意事項
Alexa Fluor標識に関しては、この製品はLife Technologies Corporationの知的財産ライセンスのもとで提供されます。この製品の譲渡には、購入者が購入した製品を、購入者により行われる研究にのみ使用し、受託研究やサービス研究による料金の受け取りをしないという条件が付けられます。また購入者は、以下のことを禁じられています: (1) この製品またはその構成品を (a) 診断、治療または予防の目的で使用すること; (b) 検査、分析またはスクリーニングサービス、または検査ごとの補償の見返りとしての情報を入手するために使用すること;または、(c) 製造もしくは品質保証 / 品質管理に使用すること、また、(2) 研究用途のための再販売であるかどうかに関わらず、この製品または構成品を販売もしくは譲渡すること。上記以外の目的のための、この製品のライセンス購入に関する情報については、5781 Van Allen Way, Carlsbad, CA 92008 USAにあるLife Technologies Corporation、またはoutlicensing@lifetech.comにお問い合わせください。Alexa FluorおよびPacific Blueは、Life Technologies Corporationの登録商標です。CyおよびCyDyeはGE Healthcareの登録商標です。
他のすべての商標はそれぞれの所有者が権利を有します。詳細は
cellsignal.com/trademarksをご覧ください。