VectorBuilder / ベクタービルダー ID: J01658

ウイルスベクター受託作製サービス ID: J01658

サービスについて

レンチウイルス作製

レンチウイルスベクターは、哺乳類細胞に遺伝子導入を行う際に、最もよく使われるウイルスベクターの一つです。一過的でエピソーマルな外来遺伝子の発現に使われるプラスミドDNAとは異なり、レンチウイルスベクターはホスト細胞のゲノムに挿入されることで永続的な外来遺伝子の発現を実現します。さらにレンチウイルスはin vivoでの遺伝子導入ツールとしても大変効果的です。

VectorBuilderは高い品質のレンチウイルス受託作製サービスをご提供しています。VectorBuilder社が独自に開発した一連の技術と試薬を用いて、タイター、純度、生存率、均一性に優れたレンチウイルスを製造するプロトコールを改良しました。VectorBuilder社の第3世代レンチウイルスプラスミドベクター構築に引き続いてウイルスパッケージングまでの一連の受託サービスをご注文いただき、高品質のウイルスベクターをご体験ください。ユーザ―満足度の高さは、世界中のユーザーからのリピート注文率に現れています。またVectorBuilder社では近年、 GMP-グレードのレンチウイルス製造 も受託しています。

レンチウイルスの種類
  • VSV-G シュードタイプ第3世代レンチウイルス(デフォルトベクターフォーマット)
  • VSV-G シュードタイプ第2世代レンチウイルス
  • VSV-G インテグレーション欠損型 第4世代レンチウイルス
  • カスタムエンベロープタンパク質のシュードタイプレンチウイルス(例、コロナウイルススパイク(S)タンパク質
  • エンベロープタンパク質欠損型禿げレンチウイルス(レンチウイルスによる形質導入のネガティブコントロール)

アデノ随伴ウイルス(AAV)作製

組み換えアデノ随伴ウイルス(Adeno associated virus, AAV)は、in vitroおよびin vivoの両系で遺伝子導入に用いることができるため、最も用途が豊富で広範なアプリケーションに使用されているウイルスベクターです。AAVは、多種多様な哺乳動物細胞に形質導入できる特性と、ヒトへの非病原性および低免疫原性から、最も有効な遺伝子治療用ウイルスベクターとして期待されています。

VectorBuilderのAAVパッケージングサービスは、組換えAAVを製造するプロトコールを大幅に改良して独自の技術と試薬を開発し、ウイルスタイター、純度、ウイルス生存率、および均質性に優れたAAVを提供します。そのため、AAVプラスミドベクター構築とAAVウイルスパッケージングの両方をご注文いただくリピーターユーザーが多く、高いユーザーの満足度を誇ります。2022年より、リサーチグレードとGMP-likeの中間にあたるグレードとして ”リサーチ プラス” グレードをご案内しています。リサーチグレードの上位品質で、かつ臨床応用に向けた GMPグレードのAAV製造サービス もご提供しています。そのため、基礎生命科学研究、創薬研究そして臨床研究へと、一貫したサービスをお届けできる強みも備えています。

ご提供しているアデノ随伴ウイルスの種類
  • 1本鎖AAV (single-strand AAV, ssAAV) と 自己相補型AAV (self-complementary AAV, scAAV)
  • 多様なセロタイプが選択可能: 1, 2, 3, 4, 5, 6, 6.2, 7, 8, 9, rh10, DJ, DJ/8, PHP.eB, PHP.S, AAV2-retro, AAV2-QuadYF, AAV2.7m8など

アデノウイルスベクター作製

組換えアデノウイルスベクターは、さまざまな哺乳類細胞タイプで高レベルの導入遺伝子発現を達成可能で、ベクターは宿主ゲノムに組み込まれることなくエピソームDNAとして維持されます。アデノウイルスベクターは、高いトランスダクション効率と高レベルの一過的遺伝子発現により、in vivo遺伝子導入に適したツールとなり、遺伝子治療やワクチン接種によく使用されます。

VectorBuilderは、特にベクター作製サービス用アデノウイルスベクターシステムにおいて、タイター、純度、生存率、再現性を大幅に改善した一連の独自の組換えアデノウイルス産生プロトコルを開発しました。その結果、VectorBuilder社の満足度の高いアデノウイルスベクターのクローニングやアデノウイルスのパッケージングサービスを何度もご利用いただいているユーザー数が増え続けています。

アデノウイルスの種類
  • 従来型Ad5アデノウイルス
  • 従来型キメラAd5/F35アデノウイルス
  • ガットレスAd5アデノウイルス
  • ガットレスキメラAd5/F35アデノウイルス
  • Ad2などの他アデノウイルスセロタイプ

MMLVレトロウイルスベクター作製

Moloney Murine Leukemia Virus (MoMoLV or MMLV)レトロウイルスベクターは、多様な動物種の増殖細胞に効率よく安定的に遺伝子導入を実施できます。特に近年、iPS細胞に遺伝子導入を行う際のウイルスベクターツールとして再認識されています。VectorBuilderは独自に開発した技術と試薬を用い、MMLVのタイター、純度、生存率、均一性に優れたMMLVパッケージングプロトコールを開発しました。VectorBuilderのMMLVベクター構築とウイルスパッケージングサービスに満足された世界中のユーザーに何度もご注文を頂いています。

MMLVレトロウイルスの種類
  • VSV-Gシュードタイプ MMLVレトロウイルス

MSCVレトロウイルスベクター作製

Recombinant murine stem cell virus (MSCV) レトロウイルスは、胚性幹細胞 (ES cells)、 胚性ガン幹細胞 (EC cells) 、造血幹細胞 (HS cells) 、そして複数の哺乳類細胞株に対して強力な遺伝子導入を行うことが可能です。MSCVレトロウイルスシステムでは、ベクター内にデザインされたマウス幹細胞PCMV由来の5’LTRが、多能性細胞株での目的遺伝子の転写活性を担っています。そのためMMLVレトロウイルスで困難であった、胚性幹細胞や胚性ガン幹細胞に目的遺伝子を導入し遺伝子を発現させることを可能にしました。
VectorBuilderは独自に開発した技術と試薬を用い、VectorBuilder社で構築したMSCVプラスミドベクターに対して、ウイルスタイター、純度、生存率、均一性に優れた組み換えMSCVベクターシステムのプロトコールを開発しました。VectorBuilder社のMSCVベクター構築とウイルスパッケージングサービスに満足された世界中のユーザーに何度もご注文を頂いています。ぜひベクター構築と合わせてお試しください。

MSCV レトロウイルスの種類
  • VSV-Gシュードタイプ MSCVレトロウイルス

バキュロウイルス作製

タンパク質の機能解析には大量のタンパク質の調整が必要です。しかし、真核生物のタンパク質を生理活性を保持した状態で大量に調整することは、大腸菌を用いた原核生物細胞の発現系では困難です。バキュロウイルスを用いた昆虫培養細胞および哺乳類細胞の発現系では、ほぼ正しいフォールディングを取った、糖鎖などの翻訳後修飾を受けた組み換えタンパク質の大量発現が可能で、様々な用途に応用できる強力なシステムの1つです。 VectorBuilderは、タイター、純度、生存率、発現させた組み換えタンパク質の品質の均一性を向上させるため、R&Dにてバキュロウイルスパッケージのプロトコールを大幅に改善しました。また独自の技術と試薬を開発しています。顧客満足度の高い受託サービスの一つです。

バキュロウイルスの種類
  • Sf9昆虫細胞に感染するバキュロウイルス株 AcMNPV (Autographa californica multicapsid nucleopolyhedrovirus).

ご注文に関して

次のステップに沿ってください

  1. VectorBuilderのホームページで自分の欲しいベクターをデザインする
    ・自分でベクターをデザインする
    デザインリクエストを送る
  2. ベクター情報ページで最終デザインを確認
    ・価格と推定作業日数(*1)を表示
    ・ベクターをショッピングカートに入れる
    ・関連サービスを追加(ウイルスペッケージングやマキシプレップなど)

    *1 推定作業日数は作製作業日数のみを示し、国内外の輸送日数は含まれません。
  3. ショッピングカートから注文する
    ・VectorBuider契約の代理店が配達
    ・ベクタービルダー・ジャパンからユーザー様に直送
  4. 研究に戻る
    ・VectorBuilderから確認メールを受け取ります
    ・注文品の発送通知メールを受け取ります
  5. 注文したベクターを受け取る
    ・シークエンスの100%マッチが保証されています
    ・VectorBuilderで構築したウイルスプラスミドベクターを使ったウイルス作製はタイター保証があります

参考価格・納期

サービス項目 価格(税抜) 納期
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