免疫分析研究センター / 免疫分析研究センター ID: J01321

抗アレルギー作用評価試験 ID: J01321

サービスについて

抗アレルギー作用の評価(in vitro試験)

多くのアレルギー反応では、最初にアレルゲンに接した際に免疫グロブリンE(IgE)がつくられ、これが好塩基球や肥満細胞に結合します。アレルゲンとの最初の接触ではアレルギー症状は起こりません。その後、再度アレルゲンに接すると、表面にIgEをもつ好塩基球や肥満細胞がヒスタミン、ロイコトリエン等の物質を放出し、アレルギー症状を引き起こします。
この試験では、これらの物質の産生に対する阻害活性を測定し、抗アレルギー作用を評価します。

ロイコトリエン遊離阻害試験

対象/検体 培養細胞 (ヒト前骨髄球性白血病細胞 HL-60)
測定項目 ロイコトリエン
試験物質 薬剤、食品素材、食品抽出物等
測定方法 ヒト前骨髄球性白血病細胞 HL-60を好中球様に分化させ、カルシウムイオノフォア刺激により、ロイコトリエンを産生させます。この時、目的の試験物質を同時に添加し、ロイコトリエン産生への影響を評価します。
ロイコトリエン量は、ロイコトリエンC4、ロイコトリエンD4、ロイコトリエンE4をELISAにて測定します。
説明 ロイコトリエンは、アレルギー性の炎症反応などに重要な役割を果たす化学伝達物質のひとつで、アレルゲンにより刺激された白血球や肥満細胞から放出され、アレルギー症状を引き起こします。
備考 多種の試験物質の抗アレルギー作用のスクリーニングにおすすめします。

ヒスタミン遊離試験

対象/検体 ヒト全血 (冷蔵便にて24時間以内の到着をお願いします)
* 試験物質に対するアレルギー保持者の血液(EDTA採血)
測定項目 ヒスタミン
試験物質 食品素材、食品抽出物等
(溶解性等の確認のため、血液検体の送付より事前にご提出下さい)
測定方法 目的の試験物質に対してアレルギーのある被験者の血液から好塩基球を含む白血球分画を採取し、試験管内でアレルゲン(試験物質)と反応させ、上清中に遊離するヒスタミン量を定量します。
説明 ヒスタミンは、好塩基球や肥満細胞の表面レセプター上のIgEとアレルゲンとの反応により遊離し、即時型アレルギーを引き起こします。
備考 この試験には、試験物質に対してアレルギーを持つ被験者血液が必要です。被験者の募集は御社にてお願いいたします。

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