フィルジェン / フィルジェン ID: J01109

Explorer Antibody Array
Pathway Focused Antibody Arrays 受託解析サービス ID: J01109

網羅的タンパク質発現解析を行います。細胞、組織をお預かりし、解析データをCDに焼いてお届けしております。

サービスについて

特長

  • Explorer Antibody Array
    Full Moon Biosystems社製の656種類の抗体を搭載した網羅的解析用の「Explorer Antibody Array(Japan version)」、1,358種類の抗体を搭載した網羅的解析用の「Signaling Antibody Array」を用いて、網羅的タンパク質発現解析を行います。ヒトの1,358種類あるいは656種類のタンパク質の発現解析をを少量サンプル(組織・細胞)で一度に行えます。

    Pathway Focused Antibody Arrays
    Full Moon Biosystems社製のパスウェイに特化した9種類の抗体マイクロアレイ「Pathway Focused Antibody Arrays」を用いて、タンパク質発現解析を行います。ヒトの30~276種類のタンパク質の発現解析を少量サンプル(組織・細胞)で一度に行えます。
  • マウスやラットとの交差性については、搭載抗体リストをご確認ください。
  • 抗体がデュプリケート(2重)でスポットされています。
  • Full Moon BioSystems社独自の三次元ポリマースライドを使用することにより、結合効率が高く、特異性の高い解析が可能です。
  • 組織や細胞から抽出したタンパク質をビオチン標識してアプライし、「Cy3-ストレプトアビジン」で検出します。

サービス内容

  • 測定原理(fig.1
  • ラインナップ

    ・Explorer Antibody Arrays

    ラインナップ搭載抗体数Reactivity
    Explorer Antibody Array656Human
    Signaling Explorer Antibody Array1,358Human
    ・Pathway Focused Antibody Arrays

    ラインナップ搭載抗体数Reactivity
    Apoptosis Antibody Array73Human
    Cancer BioMarker Antibody Array242Human
    Cell Cycle Antibody Array60Human
    Cytokine Profiling Antibody Array310Human
    Kinase Antibody Array276Human
    MAPK Signaling Antibody Array63Human
    Signal Transduction Antibody Array165Human

    * Apoptosis Antibody Array, Japanese Versionは、特許に抵触する抗体を除いた日本向けのアレイですので、
      Full Moon Biosystems社 Apoptosis Antibody Array(品番:APP064)とは、一部内容が異なります。

  • Performance(fig.2
    AKT Phospho-Specific Antibody Array - Lysates from control and treated H522 cells were labeled with biotin and detected with Cy3-Streptavidin. For proteins PTEN(Ser380)and c-Jun(Thr91), the phosphorylation change between the control sample and treated sample was 5.59 folds and 4.23 folds respectively.
  • 実験の流れ

    1. お預かりした組織や細胞から、タンパク質を抽出
      お送り頂いた、組織や細胞などから、タンパク質を抽出します。
    2. タンパク質の濃度測定
      抽出したタンパク質量を、BCA(Bicinchoninic Acid)法により確認します。
      解析可能なタンパク質量に満たない場合には、下記いずれかをご選択ください。
      ・追加サンプルにて再度抽出(¥40,000(税抜)/サンプルをご請求させて頂きます。)
      ・回収されたタンパク質のみで解析を継続(結果如何によらず解析サンプル分の通常価格をご請求させて頂きます。)
      ・解析の中止(この段階までの作業料やキット代金などをご請求させて頂きます。ご請求金額につきましては、お問い合わせ下さい。)
    3. タンパク質のビオチン化
      タンパク質をビオチン化します。
    4. ビオチン化タンパク質のアレイへの添加、抗原抗体反応、洗浄作業
      ビオチン化タンパク質をアレイにアプライして抗原抗体反応をさせ、その後洗浄をします。
    5. Cy3-Streptavidinのアレイへのアプライ、ビオチン-アビジン反応、洗浄作業
      Cy3-Streptavidinをアレイへアプライして、ビオチン-アビジン反応させ、その後洗浄をします。
    6. スキャンニング
      GenePix® 4100Aにて、蛍光発光画像を読み取ります。
    7. 画像データ解析
      GenePix® で読み取った画像データから、Array-Pro Analyzer® にて、スポット部分を数値データ(Excel)に落とし込みます。数値化データをもとに、バックグラウンド減算、ノーマライゼーション、データ比較などを行います。画像データ、解析数値データ(Excel)をCDに焼き付けます。
    8. データCD発送
      データCDをケースに入れ、開封確認シール(開封したらわかる様にするためのシール)を貼った上で、ファイルケースに入れ、ビニールケースでさらに密封し、直送あるいは、代理店様へご発送致します。

必要サンプル量

サンプル ご送付量 ビオチン標識に用いるタンパク質量について サンプル調整方法
細胞 5×106~2×107 >30~100μg(min.30μg)(*1) 細胞を1×PBS 2mLで2回洗浄後(2,000rpmで2分遠心)に上清を捨て、液体窒素で凍結後、ペレットを-80℃以下に保存。(チューブは液体窒素耐性のあるものをご使用ください。)
組織 40~100mg >30~100μg(min.>30μg)(*1) 組織を摘出後、直ちに小片に切り分け、重さを量る。組織片をチューブ(液体窒素耐性のあるもの)に移し、直ちに液体窒素で凍結後、-80℃以下に保存。
細胞培養上清 >35μL >5~12μg(min.1.6μg/μL)(*2) 細胞培養液を回収し、遠心により固形物を除去し、-20℃以下に保存してください。凍結融解の繰り返しは避けてください。
血清 >20μL >25~75μg/μL(min.10μg/μL))(*2) 血清分離用チューブをご使用ください。また、血液を30分程度放置して凝固させ、遠心分離後上清を分取し、直ちに-20℃以下に保存してください。凍結融解の繰り返しは避けてください。
血漿 >20μL>25~75μg/μL(min.10μg/μL)(*2) 抗血液凝固剤(EDTA、ヘパリン、クエン酸Naなど)で処理した血液を、遠心分離後上清を分取し、-20℃以下に保存してください。凍結融解の繰り返しは避けてください。

*1 組織または細胞の場合、タンパク質抽出及びBuffer Exchange/Lysate Purification工程(カラムによるBuffer置換)を行います。
  本工程後のタンパク質30~100μg程度(min.30μg程度)を目安に分取し、ビオチン標識・ハイブリダイゼーションを行います。
*2 細胞培養上清・血清または血漿の場合、融解・遠心処理後の上清を分取し、Buffer Exchange/Lysate Purification工程を行わず、
  以下の容量を目安に分取し、ビオチン標識・ハイブリダイゼーションを行います。サンプル中の含有成分によっては、
  タンパク質のビオチン標識が阻害される可能性がありますので、予めご了承ください。
  ・細胞培養上清の場合、融解・遠心処理後の上清25μL程度を分取します。
  ・血清又は血漿の場合、融解・遠心処理後の上清4μL程度を分取します。
† 上記サンプルご送付量は、あくまでも目安となります。測定サンプル種によっては、タンパク質そのものや解析対象となる
  タンパク質の含有量が極端に少ない場合がありますので、ご注意下さい。ビオチン標識に用いるタンパク質量は、
  推奨範囲の最大量にて行うことをおすすめします。上記をご参照の上、なるべく高濃度のタンパク質を含むサンプルをご準備ください
† ご送付サンプル中の含有タンパク質量または濃度(抽出またはBuffer置換後のタンパク質量または濃度)が規定最低量に
  満たないと判断した場合については、「実験の流れ 2.」をご参照下さい。

ご注文に関して

お問い合わせフォーム よりお問い合わせください。

参考価格・納期

  • Explorer Antibody Array / Pathway Antibody Arrays 受託解析サービス

    サービス名最少発注発注単位価格(税抜)Cat.#
    Explorer Antibody Array 受託解析サービス2サンプル以上¥322,000F-ASB600-1
    Signaling Explorer Antibody Array 受託解析サービス¥440,000F-SET100-1
    Apoptosis Antibody Array 受託解析サービス¥229,000F-APP069-1
    Cancer BioMarker Antibody Array 受託解析サービス¥295,000F-SCB200-1
    Cell Cycle Antibody Array 受託解析サービス¥220,000F-ACC058-1
    Cytokine Profiling Antibody Array 受託解析サービス¥319,000F-SCK100-1
    Kinase Antibody Array 受託解析サービス¥300,000F-AVK276-1
    MAPK Signaling Antibody Array 受託解析サービス¥222,000F-SMK060-1
    Signal Transduction Antibody Array 受託解析サービス¥264,000F-AST160-1
    オプション
    サービス内容 サンプルの種類 サンプル数 価格(税抜)/ サンプル Cat.#
    Fullmoon社製 抗体アレイ用 タンパク質抽出サービス 組織 / 培養細胞 4サンプル以上 ¥10,000 F-EXPRO-FM
    5サンプル以上 ¥8,000

    * 上記の各種抗体アレイは、単色法のみで使用でき、2色法では使用できません。
    * Explorer Antibody Array, Japanese Versionは、特許に抵触する抗体を除いた日本向けのアレイですので、
      Full Moon Biosystems社 Explorer Antibody Array(品番:ASB600)とは、一部内容が異なります。
    * Apoptosis Antibody Array, Japanese Versionは、特許に抵触する抗体を除いた日本向けのアレイです。
      Full Moon Biosystems社 Apoptosis Antibody Array(品番:APP064)とは、一部内容が異なります。
    * 上記価格には、抗体アレイ、スキャンニング、画像数値化、比較データ作成の費用も含まれております。

  • スキャンニング・画像数値化・比較データ作成のみの場合(実験済みアレイをご送付頂く場合)

    サービス名数量価格(税抜)納期Cat.#
    スキャンニングサービススライド1枚¥40,000お問い合わせF-SCAN
    画像数値化サービススライド1枚¥70,000お問い合わせF-DATA
    スキャンニング+画像数値化サービススライド1枚¥100,000お問い合わせF-SCN
    比較データ作成サービス1比較¥15,000お問い合わせF-DR

関連サイト