臨床医学ならびに基礎医学研究に従事する方々に対し、有用な病理組織学的評価の資料をご提供いたします。
・被検材料 | :一般臓器の他、硬組織(骨・歯)、ステント材料、インプラント材料、培養細胞、ヒストアレイ標本など各種材料でお預かりいたします。 | |
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a.湿固定材料 | 10%中性緩衝ホルマリン固定(室温) 4%パラフォルムアルデヒド固定(4℃) 2.5%グルタールアルデヒド固定(4℃) その他 * 固定時間や濃度は材料(組織・大きさ)によって変ります。 |
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b.凍結固定材料 | 凍結組織、凍結ブロック標本 * 凍結ブロック標本は凍結用包埋材で包埋した成型されたブロックでご提出ください。 |
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c.その他 | パラフィンブロック標本、未染色標本 | |
・包埋方法 | :パラフィン包埋、凍結包埋、樹脂包埋での作製が可能です。 | |
・染色標本 | ||
a.未染色標本 | 剥離防止剤が塗布されたコートスライドを使用いたします。 単一切片、連続切片、断続切片を用途に合わせて作製いたします。 ISH用のRnase freeの標本も作製いたします。 |
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b.HE染色標本 | ||
c.特殊染色標本 | 線維染色、軟骨染色、脂肪染色などの染色が可能です。 * 各種特殊染色一覧をご覧ください。 |
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d.免疫染色標本 | 基本は一次抗体お預かりでの実施となりますが、アプライド社所有の抗体を使用いただくことも可能です。 * 各種一次抗体一覧をご覧ください。 染色条件の検討 プロトコールの確立していない被検抗体について、最適な染色条件の検討を総合的に行います。
・賦活条件の検討 1)賦活法:無処理 熱処理・・・温浴処理、マイクロウエーブ処理、オートクレーブ処理 酵素処理・・・プロテアーゼ処理 2)賦活液:クエン酸(pH6)、EDTA(pH9) ・染色システムの検討 :LSAB法、ポリマー法、コンプレックス法、その他 発色方法 用途により、酵素発色と蛍光発色が可能です。 ・酵素発色:ペルオキシターゼ基質・・・DAB(茶褐色)、AEC(赤) アルカリフォスファターゼ基質・・・ファーストレッド(赤)、パーマレッド(赤)、BCIP / NBT(青) ・蛍光発色:FITC(緑)、ローダミン(赤) 重染色 複数の一次抗体を使用した、二重染色や三重染色などの検討が可能です。前項の発色方法を組み合わせ実施いたします。 |
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e.ISH法での染色 | アポトーシスの検出法としてTUNEL染色が実施できます。 | |
・電子顕微鏡検査 | :透過型電顕と走査型電顕の標本作製ならびに写真撮影を行います。 電顕用固定液(2.5%グルタールアルデヒドなど)をご使用ください。(要冷蔵) * 被検材料によって固定条件が変りますのでご提出前にご相談ください。 |
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a.透過型電顕(TEM) | 電顕ブロック標本(樹脂)、セミシンセクション標本(TB標本)、超薄切片標本(グリッド標本)、電顕写真 | |
b.走査型電顕(SEM) | 試料台、電顕写真 |
一般染色 | ヘマトキシリン・エオジン染色(HE) | |
結合組織染色 | 膠原線維 | アザン染色 マッソン・トリクローム染色 ピクロシリウスレッド染色 ビクトリアブルー染色 モバット・ペンタクロム染色 |
弾性線維 | エラスチカ・ワンギーソン染色 ワイギルドのレゾルシンフクシン |
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細網線維 | 鍍銀染色(好銀線維染色:渡辺変法) 過ヨウ素酸メセナミン銀染色(PAM) |
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線維素 | 燐タングステン酸ヘマトキシリン染色(PTAH) MSB染色 |
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脂肪染色 | ズダンⅢ染色 ズダンブラックB染色 オイルレッドO染色 ナイルブルー染色 |
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軟骨染色 | サフラニンO・ファーストグリーン染色 アルシアンブルー染色 トルイジンブルー染色 |
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好酸球染色 | LUNA染色 | |
肥満細胞染色 | トルイジンブルー染色 メチレンブルー染色 |
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神経染色 | ニッスル染色 トルイジンブルー染色 ルクソール・ファーストブルー染色 ボディアン染色 ビルショフスキー染色 |
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筋線維の染色 | コハク酸脱水素染色(SDH) | |
内分泌細胞の染色 | グリメリウス染色 ゴモリのアルデヒドフクシン染色 フォンタナ・マッソン染色 |
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細胞内色素の染色 | リプフスチン | シュモール反応 |
メラニン | フォンタナ・マッソン染色 メラニン漂白法 |
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胆汁色素 | シュタインのヨード法 | |
無機物染色 | カルシウム | コッサ染色 |
鉄 | ベルリンブルー染色 | |
銅 | ロダニン銅検出法 | |
多糖類染色 | グリコーゲン、中性ムコ多糖類 | PAS染色 |
酸性ムコ多糖類 | アルシアンブルー染色 | |
中性粘液 | ムチカルミン染色 | |
アミロイド染色 | コンゴーレッド染色 ダイレクト・ファースト・スカーレット染色 |
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細胞内病原体の染色 | レフレルのメチレンブルー染色 ギムザ染色 グラム染色 グロコット染色 チールネルゼン染色 ワルチン・スターリー染色 オルセイン染色 ビクトリアブルー染色 |
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核酸染色 | フォイルゲン反応 メチルグリーン・ピロニン染色 |
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酵素組織染色 | アルカリフォスファターゼ染色 酸性フォスファターゼ染色 TRAP染色 X-gal染色 |
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ISH法による染色 | TUNEL染色 | |
細胞診染色 | パパニコロウ染色 メイグリュンワルド・ギムザ染色 |
ヒト | マウス | ラット | ウサギ | イヌ | ブタ | サル | ||
A | ACTH | ○ | ||||||
α1-アンチトリプシン | ○ | |||||||
α1-アンチキモトリプシン | ○ | |||||||
AFP | ○ | |||||||
横紋筋線維アクチン | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
平滑筋アクチン(α-SMA) | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
アミロイドAコンポーネント | ○ | |||||||
アミロイドPコンポーネント | ○ | |||||||
B | Bclー2癌遺伝子産物 | ○ | ||||||
β2ミクログロブリン | ○ | |||||||
BrdU | ○ | |||||||
C | C1q補体成分 | ○ | ||||||
C3c補体成分 | ○ | |||||||
C4c補体成分 | ○ | |||||||
CA19-9 | ○ | |||||||
CA125 | ○ | |||||||
カルシトニン | ○ | |||||||
CEA | ○ | |||||||
CD3 | ○ | ○ | ○ | |||||
CD4 | ○ | |||||||
CD4 (F) | ○ | |||||||
CD5 | ○ | |||||||
CD8 | ○ | |||||||
CD8 (F) | ○ | |||||||
CD10 | ○ | |||||||
CD15 | ○ | |||||||
CD20/cy | ○ | |||||||
CD23 | ○ | |||||||
CD30 | ○ | |||||||
CD31 | ○ | ○ | ○ | |||||
CD31 (F) | ○ | ○ | ||||||
CD34 | ○ | |||||||
CD45,LCA | ○ | |||||||
CD45RO,UCHL1 | ○ | |||||||
CD45R (F) | ○ | |||||||
CD56 | ○ | |||||||
CD68,KP1 | ○ | |||||||
CD68,PG-M1 | ○ | |||||||
CD79α | ○ | |||||||
CD117,c-kit | ○ | |||||||
HCG,絨毛性ゴナドトロピン | ○ | |||||||
クロモグラニンA | ○ | |||||||
Collagen typeⅠ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
Collagen typeⅡ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
Collagen typeⅢ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
Collagen typeⅣ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
Cyclin D1 | ○ | |||||||
Cytokeratin AE1+AE3 | ○ | ○ | ||||||
Cytokeratin 34βE12 | ○ | |||||||
Cytokeratin Wide | ○ | |||||||
Cytokeratin MNF116 | ○ | |||||||
Cytokeratin 7 | ○ | |||||||
Cytokeratin 20 | ○ | |||||||
Cytokeratin 5/6 | ○ | |||||||
サイトメガロウイルス CCH2+DDG9 | ○ | |||||||
Cadherin(E) | ○ | |||||||
Cadherin(P) | ○ | |||||||
CYP2E1 | ○ | |||||||
D | Desmin | ○ | ○ | |||||
D2-40 | ○ | |||||||
E | EMA,上皮膜抗原 | ○ | ||||||
Estrogen Receptor | ○ | |||||||
F | Fibrinogen | ○ | ||||||
Fibronectin | ○ | |||||||
Foxp3 | ○ | |||||||
F4/80 | ○ | |||||||
G | ガストリン | ○ | ||||||
GFAP | ○ | ○ | ○ | |||||
グルカゴン | ○ | ○ | ○ | |||||
グリコフォリンA | ○ | |||||||
GLP1R | ○ | |||||||
H | HBc | ○ | ||||||
HBs | ○ | |||||||
HBME-1 | ○ | |||||||
HSVⅠ | ○ | |||||||
HSVⅡ | ○ | |||||||
HPV | ○ | |||||||
HLA-DR | ○ | |||||||
Hepcidin-25 | ○ | |||||||
HER2 | ○ | |||||||
hCG | ○ | |||||||
Hypoxiprobe-1 | ○ | |||||||
I | IgG | ○ | ||||||
IgA | ○ | |||||||
IgM | ○ | |||||||
IgD | ○ | |||||||
IgE | ○ | |||||||
インスリン | ○ | ○ | ○ | |||||
K | Kappa Light Chains | ○ | ||||||
Ki-67 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
L | Lambda Light Chains | ○ | ||||||
リゾチーム | ○ | |||||||
LAMP-2 | ○ | |||||||
Gr-1(Ly-6G) | ○ | |||||||
M | Melanosome,HMB45 | ○ | ||||||
筋線維アクチン,HHF35 | ○ | ○ | ||||||
マクロファージ | ○ | ○ | ||||||
マクロファージ(抗ウサギ) | ||||||||
Monocyte/macrophage | ○ | |||||||
MMP-9 | ○ | |||||||
MMP-1 | ○ | |||||||
ミエロペルオキシターゼ | ○ | ○ | ||||||
N | ニューロフィラメント | ○ | ○ | ○ | ||||
NSE | ○ | |||||||
P | p53 protein | ○ | ||||||
p63 protein | ○ | |||||||
プロラクチン | ○ | |||||||
Progesterone Receptor | ○ | |||||||
PCNA | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
Prealbumin | ○ | |||||||
PSA | ○ | |||||||
PSAP | ○ | |||||||
Podolpanin | ○ | |||||||
PDX1 | ○ | |||||||
S | S-100 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
セロトニン | ○ | |||||||
ssDNA | ○ | |||||||
ソマトスタチン | ○ | |||||||
Synaptophysin | ○ | |||||||
U | UCH-L1(PGP9.5) | ○ | ||||||
V | Vimentin | ○ | ○ | ○ | ||||
Von WilleBrand Factor | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
VEGF | ○ | |||||||
VEGFR2 | ○ |
* 抗体名の後ろに「(F)」と記載がある抗体は、新鮮凍結材料のみの適応となります。
サービス項目 | 価格(税抜) | 納期 |
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